今回は、2025年2月28日の18時より行われた、デュエル・マスターズの殿堂発表を終えての個人的な感想を書いていこうと思います。
殿堂発表とは?
そもそも殿堂発表とは何かと言うと、環境で活躍したカードを称えて行われるものです。この殿堂発表によってピックアップされたカードは施行日以降、デッキに入れられる枚数が制限されたり、逆に制限が解除されたりします。つまり、殿堂入りしているカード、または殿堂入りしていたカードは過去に何らかしらの形で活躍したカードとなります!では、今回ピックアップされたカードを紹介したいと思います。
殿堂入りしたカード


今回殿堂入りしたカードは合計4枚となります。
困惑の影 トラブル・アルケミスト

1枚目は、困惑の影 トラブル・アルケミストです。このカードは直近では大きく活躍したカードではないですが、度々悪さをしているカードであることは間違えないです。
比較的最近のデッキだと、闇王ゼーロ系統のデッキに採用されていました。

1ターン目から毎ターン順当に動いた場合、最速2~3ターン、安定4ターンで始動するソリティアデッキとなります。
1ターン目1コストクリーチャーを召喚し、2ターン目に2コスト以下のクリーチャーを召喚。3ターン目に3体目のクリーチャーを召喚すると盤面は完成となります。ですが、闇王ゼーロは盤面3体+手札3枚がコスト0で唱える条件となります。つまり、盤面が3体いても、手札リソースを増やすクリーチャーがいなければ手札が足りません。
この弱点を解決する事ができるカードこそが困惑の影トラブル・アルケミストとなります。3体目を召喚する際に困惑の影トラブル・アルケミストを召喚するだけで、マナゾーンにあるカードが全て手札に加わります。つまり、3マナあれば3枚手札が増えるという事は、手札3枚必要とする条件も難なく達成する事ができます。さらに、闇王ゼーロや闇王ゼーロの効果で墓地に落としたいクリーチャー、ハンデスされて困るカードをマナに逃がしておくことが出来るようにもなります。
つまり、闇王ゼーロ系統のデッキの潤滑剤としての役割を担っているカードこそが困惑の影トラブル・アルケミストなのです。
私の体験談でいくと、2024年10月に開催されたDMGP2024_2nd(愛知)のDAY2の1回戦で対面し、相手に順当に動かれて負けてしまいました。
詳しくは、下記記事をご覧ください。
この日のGPオリジナルには闇単ゼーロというデッキがかなりの母数いました。GP直前にでてきたデッキということもあり、デッキの全容が世間に知られておらず、初見殺しできるデッキとしての立ち位置を確立していました。ですが今現在は、より手札を安定して確保しながらループするマーシャルに立ち位置を奪われているため、cs会場で見る事はほぼありません。
そんな困惑の影トラブル・アルケミストですが、これまで使用されていたデッキ全てが対話拒否系の不健全デッキが多かったため、少し驚きはしましたがいずれ殿堂入りするであろうカードでもあったため総評としては順当だと思います。
マーシャル・クイーン

次に殿堂入りしたカードはマーシャルクイーンです。昔からマーシャルデリートなどのガチャガチャデッキに採用され、一定の人気を確立していたカードとなります。

そんなカードが変貌を遂げたのは、2024年7月20日に発売された超感謝祭 ファンタジーBESTによるものです。

この日発売の超感謝祭 ファンタジーBESTで強化されたテーマの1つにスプラッシュ・クイーンという種族がありました。今回殿堂入りしたマーシャル・クイーンも進化元にスプラッシュ・クイーンのクリーチャーが必要となります。これまではリソースを増やすカードがほとんど無く、不安定なデッキ止まりになっていたスプラッシュ・クイーンに、2コストで出た時に1ドローできるエメラルド・クーラー

3コストでジャストダイバー(次の自分のターン初めまで相手から選ばれない能力)持ちで、自分のシールドを1枚確認して、手札に追加して新たなシールドを使いするか、シールドを見るだけみてそのままにし、ワンドローできる効果を選択できるキール・ロワイヤル

自分の盤面にいるスプラッシュクイーンの数ドローして、クリーチャーを出すことができる絶対華麗!マーシャル歌劇団

など、これでもかと言うくらいリソースカードが追加されました。
他の弾でシールドトリガー持ちの、複数ある効果のうち3回選択して効果が使える(同じ効果でも可)ガレックや、度々やらかす邪魂転生など、強力なシナジーを持つカードの発掘によりカジュアルデッキから環境トップクラスのデッキに登り詰めました。
ほぼ3ターンでループ開始するマーシャルループは安定しているだけでなくトリガーも強力なため、オリジナルだけでなく、アドバンス環境においても猛威を振るいました。直近のアドバンスcsにおいては、デリート型もムキムキになっており、マーシャルで埋めたシールドから星龍の暴発を誘発させ、シールドにあるオールデリートをトリガー化しつつ、オールデリート対策カードである禁断を立ち上がる悪魔に天使堕ちるかなで完全に無力化した状態でEXWINするデリート型マーシャルは私の知っているマーシャルデリートではありませんでした。正直、デュエル・マスターズをいうコンテンツその物を壊しかねないデリート型マーシャルだと思います。正直、デュエル・マスターズにおいてやってはいけないことが実行できていたマーシャルが規制されるのは当たり前だと思います。ですが、マーシャル・クイーン以外、登場して1年経たないカードがほとんどのデッキであるため、マーシャル・クイーン本体か邪魂転生以外、かける所がありませんでした。また、邪魂転生をかけてもほぼ同等の出力でリペア可能な点を考えると、マーシャル・クイーン本体をかける以外解決手段が無かったのかなと思います(私自身は度々悪さする邪魂転生も一緒に殿堂入りするとさえ考えていました)。
これまで様々な形で活躍したマーシャル・クイーンですが、最後は環境トップのデッキとして、爪痕を残したカードとなりました。
雷炎翔鎧バルピアレスク

このカードもマーシャル・クイーンと同様、環境トップを維持し続けたデッキとなります。2024年度の冠デッキと言えばとDMPに聞くと、マーシャルかファイアーバードの名前が真っ先に上がる事でしょう。
今回殿堂入りした雷炎翔鎧バルピアレスクは、ファイアーバードに採用されていたカードとなります。
このファイアーバードというデッキも、マーシャルと同様、超感謝祭ファンタジーBESTにて超絶強化されたテーマデッキになります。
ファイアーバードは、超感謝祭ファンタジーBESTにて、リソース札と同時に圧倒的な盤面展開力を手に入れ、前殿堂環境で活躍していた火水マジックや闇自然アビスを抑えつつ、環境を暴れ続けました。
初回の殿堂発表ではあまりにも活躍期間が短かったため見逃されましたが、今回はそういう訳にも行かなかった形ですね。
2コストでクリーチャーを召喚し、手札リソースを整えながら3ターン目にハッタールピアを出し、EXターンを獲得しながら勝利していくファイアーバードはこれまでの速攻デッキとは一線を画すデッキでした。
これまでの速攻デッキとしての代表格は、火単我我我や火自然アポロヌス、火水マジックが挙げられます。

火単我我我は1コス、次のターンカンゴク入道orコダマンマGSで手札リソースを整え、3ターン目や4ターン目に我我我ガイアールブランドを出し、圧倒的な打点数で相手を圧倒するデッキでした。

その次に登場したのは火自然アポロヌスです。1コス進化元クリーチャーorタマシードを出し、2ターン目に進化設計図やエボリューションエッグでリソースを確保、3ターン目には1コスクリーチャーをカチコミ入道に進化させつつ、アタック時侵略でブラックゾーンなどのバイク+アポロヌスを出し、相手を圧倒しつつ勝つデッキでした。
この2つのデッキは安定3ターンで勝ちに近づく事は出来ましたが、シールドトリガーやメタクリーチャーを突破する能力が低いデッキであるため、対策がしやすいデッキでもありました。

その次に登場したのは、火水マジックです。このデッキは上記デッキよりもメタカードをデッキに採用しやすく、なかでも単騎連射マグナムやファイナル・ストップのどちらかを使用されてしまうと、ほぼ負けに近い盤面制圧力を誇るデッキでした。しかし、革命チェンジというギミックが軸になっている都合上、メタクリーチャーを展開されてしまうと時間を稼がれてしまう点や、単騎連射マグナムとファイナル・ストップはどちらとも殿堂カードであったため、各1枚ずつしか採用することが出来なかった事もあり、引けなかった場合は瞬閃と疾駆と双撃の決断を駆使して盤面展開していくデッキです(それでもデッキが回るため、非常に強いデッキですが…)
そんな速攻デッキですが、全てに共通して言えることは、メタカードに滅法弱いという共通点がありました。ですが、そんな速攻デッキに革命を起こしたのが今回のテーマデッキである、ファイアーバードです。
火単我我我のように圧倒的な盤面展開を行うことができ、火自然アポロヌスのように手札リソースを潤沢に確保する足回りがしっかりしており、さらに火水マジックのように相手にメタを押し付けながら攻撃することが可能なのです。それだけでなく、盤面展開カードがメタ能力を持っているため、ノイズになることもありません。
その代表格がハッター・ルピアです。

最短で今回殿堂入りした雷炎翔鎧バルピアレスクを出すことができるルーターでありつつ、相手のマナ枚数以下のクリーチャーを出た後に破壊できるメタクリーチャーでもあります。ファイアーバードの主犯格は確実にハッター・ルピアです。
ファイアーバードはそれだけでなく、相手のメタを除去しながら展開するカードもあります。つまり、ファイアーバードはこれまでの速攻デッキのヤバい部分だけを詰め込み、さらにメタ除去能力を追加したデッキです。
はっきり言うともう意味が分かりません。いくらデザイナーズとはいえ、これはやり過ぎましたね…
そんなトンデモ性能に加え、雷炎翔鎧バルピアレスクによるEXターンの簡易取得は、そりゃ環境を暴れるよなというデッキに仕上がりました。
さらに、ポッピ冠ラッキーや龍后凰翔クイーン・ルピアは除去耐性を持っているため、雷炎翔鎧バルピアレスクの破壊による被害が最小限に抑える事もできます。


そんなファイアーバードから規制されたのがこのカードという訳です。
しかし、今回の殿堂発表ではファイアーバードから雷炎翔鎧バルピアレスクのみの殿堂入りで留まっているため、軽傷なのです。つまり、前よりEXターンは取りづらくなったとはいえ、8割位の出力はまだ有していると私は思います。恐らく新環境では雷炎翔鎧バルピアレスク1枚採用のファイアーバードデッキが一定の活躍を見せるのではないかと予想します。この判断が今後の環境にどう影響を与えるのか見ものですね!
DARK MATERIAL COMPLEX

最後の1枚はDARK MATERIAL COMPLEXです。デュエマのカードの中ではあまり見ないタイプのカードとなります。
・ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
・このクリーチャーはタップして出る。他のクリーチャーが離れた時、または自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにして、このクリーチャーの下に置いてもよい。
・このクリーチャーの下のカードが7枚以下なら、このクリーチャーは離れず、アンタップしない。
・このクリーチャーの下に8枚目のカードが置かれた時、このクリーチャーをアンタップする。
・このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚、墓地に置いてもよい。そのカードがクリーチャーなら、自分の墓地から出す。
これまでも、バインドシャドウなどタップしてバトルゾーンに出るクリーチャーや、DOOMドラゲリオンなどカードを墓地に置いた時に出せる効果を持ったクリーチャー自体は存在していました。


ですが、DARK MATERIAL COMPLEXはタップされている時はバトルゾーンから離れないだけでなく、どちらかのクリーチャーが離れた場合に、カードを下に入れることが出来るため、同じターンに複数回アタックする事も可能となっています。さらにアタック時にクリーチャーを出す効果を利用してメタクリーチャーなどを横展開することも可能であるため、DARK MATERIAL COMPLEX1枚あるかないかでデッキの柔軟性が大きく変わる1枚でした。
代表的なデッキとしては水闇COMPLEXが挙げられます。フミシュナやコブラなど、強力な受けトリガーを大量に搭載している型や、メタクリーチャーに枠を入れ替えている構築、ライヤを多めに採用し、DARK MATERIAL COMPLEXの起動を早めた構築など、環境に合わせて千変万化するため、非常に対策しづらいデッキでもあります。特に対速攻デッキに対しては高い安定性を誇っています。デッキの性質上、4ターン以内にループデッキに対しては不利になってしまいますが、先手を取るとシャッフやヴァミリアバレルなどメタクリーチャーやハンデスを駆使して対応する事は可能です。
正直な話をすると今回の殿堂でかかるんだという驚きこそありましたが、後日ブログで投稿予定の新情報の中にある新ギミックとの相性が良すぎる点も含めての殿堂入りだったのではと思います。他のカードと強いシナジーを生み出すカードであるこのカードは、カードプールが広くなるにつれ出力が高くなっていくため、今回掛からなかったとしても、次回までには殿堂にかかっていたと思います。
殿堂解除されたカード

次に紹介するのは殿堂→電動解除されたカードとなります。新殿堂施行後からは、4毎使用することができるようになります。
アクアン

今回殿堂解除されたのは、アクアン1枚でした!
2002年12月26日→初期版登場
2005年3月15日→殿堂入り
2011年1月15日→プレミアム殿堂入り
2022年7月1日→殿堂入り
2025年3月10日→殿堂解除
正直なことを言うと、私がデュエマを始めたのは王来編3弾頃(2021年9月25日)からデュエマを始めたため、アクアンが使用できる環境でデュエマをした事が無いため、ネットの記事や知り合いに聞いた事をまとめる形となっています。ですが、改めてこのカードの能力を読んでみると、かなり強い効果を持っているなと改めて感じます。
不確定ではありますが、アクアンをプレイする事で最大5枚手札が増えるため、リソース源としてとても優秀です。
ですが、現代環境のカードには、同名カードも回収可能であり、4コス最大4ドローする事ができる理想と平和の決断などがあるため、許された部分はあるのかと思います。
アクアンは種族こそサイバーロードと現代ではマイナーな種族ではありますが、大量のドロー能力を持つ水のクリーチャーとしては随一のカードであるため、進化元の対象が広いクリーチャーが出るとまた環境で日の目を浴びるかもしれませんね!
まとめ
皆さんは今回の殿堂発表を受けてどう感じたでしょうか?私は殿堂するだろうと思っていたカードのほとんどが殿堂入りしたなという印象です。
トラブルアルケミストこそ意外ではありましたが、新環境でいきなりゼーロに暴れられて新弾カードが活躍できない可能性も視野に入れての殿堂入りだったのではないかと邪推してしまいます。
何はともあれ、新殿堂環境およびにじさんじコラボマスターズ環境がどのような感じになるのか凄く楽しみです!私自身もcsに復帰出来たらなと思います!
今回はここまで!それでは*˙︶˙*)ノ”
コメント